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副業でも必要?業務委託契約書でトラブルを防ぐ方法

  • fg-all
  • 6月7日
  • 読了時間: 3分

はじめに

副業が一般的になりつつある今、会社員が週末や空き時間に仕事を受ける“副業フリーランス”という働き方が増えています。しかし、「知人からの依頼だから」「小さな仕事だから」と契約書を交わさないまま仕事を始めるケースも少なくありません。

実はその“油断”が、報酬未払い・成果物の著作権トラブル・責任の所在不明など、想定外のトラブルを生む原因となるのです。

この記事では、副業で仕事を受ける際にも業務委託契約書がなぜ必要なのか、最低限盛り込むべき項目やリスク回避法を解説します。

 

なぜ副業でも契約書が必要なのか?

✅理由1:報酬の未払い・減額リスク

副業では、知人・SNS経由・小規模案件などが多く、相手の信用だけに頼って契約を進めるケースが散見されます。しかし、納品後に「やっぱり要らなくなった」「思ったより出来が悪い」などと報酬の支払いを拒否される事例は後を絶ちません。

契約書があれば、報酬支払の義務が明文化されているため、法的主張が可能になります。

 

✅理由2:副業だからこその時間的制約

副業では本業があるため、納期遅れやレスポンス遅延が発生しやすくなります。この際、契約書に「納期や連絡ルール」が明記されていないと、責任の所在が曖昧になりがちです。

→ 時間が限られているからこそ、契約書でお互いの役割・責任を明確にすることが重要です。

 

✅理由3:著作権・二次使用トラブルの可能性

「納品物を勝手に改変された」「別の会社の広告に使われていた」など、著作権に関する揉め事もよくある副業トラブルです。

→ 副業案件でも、著作権の譲渡有無・使用範囲・再利用の条件を契約書で整理しておくべきです。

 

副業での業務委託契約書|最低限押さえるべき項目

•        契約当事者の明記(副業者の本名・連絡先など)

•        業務内容の具体化(何を、いつまでに、どう納品するか)

•        報酬金額・支払方法・支払期限

•        納期や進捗報告のルール

•        著作権の取り扱い(譲渡/非譲渡/利用範囲)

•        秘密保持や再委託の禁止などのルール

•        トラブル発生時の損害賠償・免責事項

→ 難しい言葉でなくても構いません。実態に即した分かりやすい文言での記載が効果的です。

 

契約書があることで得られるメリット

•        ✅ 金銭トラブルの抑止

•        ✅ お互いの責任範囲が明確に

•        ✅ 長期的な信頼関係の構築

•        ✅ 副業の継続性・信頼性が向上

「副業だから契約書は要らない」のではなく、**副業こそリスクが高いため“安心のために必要”**なのです。

 

まとめ

副業でも立派な“ビジネス”です。相手が知人であっても、報酬の大小に関係なく、業務委託契約書の作成はトラブル予防の最前線となります。

テンプレートをベースに、業務内容に合わせて調整するだけでも、トラブルのリスクは大きく軽減されます。不安な点があれば、行政書士に相談して副業にふさわしい簡易かつ実効性のある契約書を整えておくと安心です。

 

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